アクセサリーブランドHerbarium.[ハーバリウム.]のセカンドブランドRuelle by Herbarium.の新作が完成しました。
現在発表準備中です。(サイトを作っているところ)
でも、とりあえずプレ発表がてら、作り方を紹介します。
Twitterで作り方を途中まで紹介していたのですが、ブログでは完成までまとめて書いちゃいます。
ワックスでパーツを作る
まずはワイヤー状のワックスを潰して平らにします。
ここで綺麗に潰しすぎないのがコツ。
シート状のワックスを切って作る方法もあるのですが、今回はロートアイアン(※)がモチーフなので、綺麗な平面じゃない方がリアルな雰囲気が出るのです。
そして、綺麗な曲線になるように注意しながら曲げます。
この綺麗な曲線に曲げるのがちょこっと難しいのです。
※ロートアイアンとは鍛鉄のことで、熱した鉄を叩いて潰して曲げて門扉や手すりを作るヨーロッパの伝統工芸です。
ワックスのパーツを組み合わせる
すこしずつパーツを作りながら組み上げていきます。
作っては付け、付けては作る。その繰り返しです。
この工程で注意するのはバランスです。
全体のバランスを見ながら組み合わせて完成です。
今回はネックレスなので、チェーンを付ける方法を考えないといけません。
後の写真と見比べるとわかるのですが、この後で両端にパーツを取り付けています。
ゴムで型をとる
業者さんにシルバーで鋳造してもらい、その原型の型をゴムでとります。
シルバーになったものをゴムに埋め込んで、硬化させた後にメスで切り開きます。
(このゴムの作り方については、また今度。)
このゴムに溶かしたワックスを流し込むと同じものが出来ます。
仕上げて完成
業者さんに真鍮で鋳造してもらったものを仕上げれば完成です。
ここまで来るのに結構時間がかかります。
早くても2週間くらいですかね。
通常は、
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デザインを考る
↓
デザイン画を描く
↓
原型を作る
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という流れなのですが、私の場合は
- 有機的なラインが入り組んだデザインが多いので、描けない
- 価格を抑えた一点物がメインなので、描いてから創るとコスト的に合わない
- 作るスピードが早いので、やり直しできる
などの理由から、デザインを考えながら原型を作る方法をとっています。
今回紹介したロートアイアンのシリーズはネックレス3型、ペンダント7型が完成しています。
近日中に公開しますので楽しみにしていて下さい!