【アクセサリーの作り方】ゴム型編その6

ゴムも焼き終わり、周りのはみ出した部分も切り取ったので、これで最後の工程です。
これからメスで切り開くのですが、まずは切るのに邪魔な円錐台を取り除きます。

私はいつもメスの柄の部分でほじくり出します。
円錐台が取れたら、浅い切り込みを一周入れます。

ただ真っ直ぐ切るだけではなく、後でゴムがずれにくいようにギザギザにしたり凹凸をつけたりして切るのが大事です。
その後ゴムをチカラいっぱい開きながら切っていきます。

半分位切り進むとこんな感じになります。
この工程の難しいところは、中身が見えない状態で切っていかなければならないこと。そのへんは経験でカバーします。
(2液混合型のゴムだったら、透明なゴムもあります)
切り終わったゴム型はこんな感じです。

私はこんな感じで4隅を凹凸にしています。
このゴム型に溶けた蝋を流しこんで複製するわけです。
(複製したものは、多少手直ししないと使えません。)
量産するにも結構な手間暇を掛けているんですね。












この写真は、鋳造で作ったパーツの下の部分がちょっと歪んでいたので直そうとしたら折れてしまったものです。
とりあえずなかった事にしちゃいましょう。
銀の丸線(針金のこと)を曲げて、できるだけ同じようなパーツを作ります。
くっつければ完了です。
鋳造から出来上がってきた状態のアクセサリーは、写真のように金属を流し込んだ場所がついたままの状態です。この部分を湯口(湯道)といいます。
バレルとは写真のようなステンレスのピンと一緒にアクセサリーを高速回転させる機械です。
このバレルという機械には遠心力で回すものや磁力で回すもの等いくつか種類があって、私は磁力で回す「磁気バレル」というものを使っています。
バレルをかけ終わったアクセサリーの湯口をヤスリで削ります。
そして湯口以外の部分もヤスリで整えたあとに、再度バレルをかけます。
表面をアンティーク調にするために、薬品を塗って表面を変色させます。
私は銀黒という薬品を使っています。シブイですね。
全面を黒くしたあとで金属磨き用のクロスなどを使って部分的に磨くと、いい感じにアンティーク調になります。
そのままだと時間の経過とともに表面が汚くなっていってしまうので、コーティング液に浸けて乾かします。

まずは革を切ります。
端から93mmのところで革を折り、接着します。
縫わずにカシメを使うので、その穴を開けます。
こんな感じ。
さて、カシメ金具の出番です。
穴にカシメ金具のオス側を差し込みます。
ここでまた1号機の出番です。
こんな感じになります。
同様に全部カシメます。
ゴム紐を通す穴を開けてゴム紐を片側に通します。
ゴム紐を適当な長さに切り、反対側も同じようにパイプをつぶして固定します。
最初はこんな感じの電気用のモノで留めていたのですが、今は長い真鍮のパイプを買ってきて切って使っています。
スタンプを押して完成です。
おまけ見つけました。
まずはワイヤー状のワックスを潰して平らにします。
すこしずつパーツを作りながら組み上げていきます。
業者さんにシルバーで鋳造してもらい、その原型の型をゴムでとります。
業者さんに真鍮で鋳造してもらったものを仕上げれば完成です。