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2010/4/6 火曜日

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アクセサリーブランドHerbarium.[ハーバリウム.]のセカンドブランドRuelle by Herbarium.の新作が完成しました。
現在発表準備中です。(サイトを作っているところ)

でも、とりあえずプレ発表がてら、作り方を紹介します。
Twitterで作り方を途中まで紹介していたのですが、ブログでは完成までまとめて書いちゃいます。


ワックスでパーツを作る

ワックス原型作り1まずはワイヤー状のワックスを潰して平らにします。
ここで綺麗に潰しすぎないのがコツ。

シート状のワックスを切って作る方法もあるのですが、今回はロートアイアン(※)がモチーフなので、綺麗な平面じゃない方がリアルな雰囲気が出るのです。

そして、綺麗な曲線になるように注意しながら曲げます。
この綺麗な曲線に曲げるのがちょこっと難しいのです。

※ロートアイアンとは鍛鉄のことで、熱した鉄を叩いて潰して曲げて門扉や手すりを作るヨーロッパの伝統工芸です。


ワックスのパーツを組み合わせる

ワックス原型作り2すこしずつパーツを作りながら組み上げていきます。
作っては付け、付けては作る。その繰り返しです。
この工程で注意するのはバランスです。
全体のバランスを見ながら組み合わせて完成です。
今回はネックレスなので、チェーンを付ける方法を考えないといけません。
後の写真と見比べるとわかるのですが、この後で両端にパーツを取り付けています。


ゴムで型をとる

ゴム型業者さんにシルバーで鋳造してもらい、その原型の型をゴムでとります。
シルバーになったものをゴムに埋め込んで、硬化させた後にメスで切り開きます。
(このゴムの作り方については、また今度。)
このゴムに溶かしたワックスを流し込むと同じものが出来ます。


仕上げて完成

完成業者さんに真鍮で鋳造してもらったものを仕上げれば完成です。
ここまで来るのに結構時間がかかります。
早くても2週間くらいですかね。

通常は、
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デザインを考る

デザイン画を描く

原型を作る
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という流れなのですが、私の場合は

  1. 有機的なラインが入り組んだデザインが多いので、描けない
  2. 価格を抑えた一点物がメインなので、描いてから創るとコスト的に合わない
  3. 作るスピードが早いので、やり直しできる

などの理由から、デザインを考えながら原型を作る方法をとっています。


今回紹介したロートアイアンのシリーズはネックレス3型、ペンダント7型が完成しています。
近日中に公開しますので楽しみにしていて下さい!

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