春なのでカメラ片手に出かけよう。

家の近くには大きい公園があり、デザインを考えながらカメラ片手に散歩しに行ったりします。
その公園は休日になると沢山の人が、ジョギングや犬の散歩等をしているのですが、その大きな公園にある小さな森は人もまばらで、静かで落ち着ける場所です。
小さな花を踏まないように、そろそろと森に足を踏み入れるのが好き。
名も知らぬ実や
名も知らぬ虫や
美しい木や
美しい花
そうしてHerbarium.の新作が生まれていきます。
家の近くには大きい公園があり、デザインを考えながらカメラ片手に散歩しに行ったりします。
その公園は休日になると沢山の人が、ジョギングや犬の散歩等をしているのですが、その大きな公園にある小さな森は人もまばらで、静かで落ち着ける場所です。
小さな花を踏まないように、そろそろと森に足を踏み入れるのが好き。
名も知らぬ実や
名も知らぬ虫や
美しい木や
美しい花
そうしてHerbarium.の新作が生まれていきます。
以前に説明したアクセサリーの作り方の通りRuelle by Herbarium.のアクセサリーは鋳造で創っています。
今回は鋳造で創った真鍮製アクセサリーの仕上げ方を説明します。
鋳造から出来上がってきた状態のアクセサリーは、写真のように金属を流し込んだ場所がついたままの状態です。この部分を湯口(湯道)といいます。
この湯口(湯道)をヤスリで削りとってしまわないといけません。
ただ、鋳造直後の金属はすごく柔らかく、そのままヤスリをかけると簡単に変形してしまいます。
ではどうするか?
ヤスリをかける前に、バレルという機械で真鍮の表面を硬化させます。
バレルとは写真のようなステンレスのピンと一緒にアクセサリーを高速回転させる機械です。
一緒に回転させることによりピンがアクセサリーにぶつかって、真鍮の表面が硬化します。
このバレルという機械には遠心力で回すものや磁力で回すもの等いくつか種類があって、私は磁力で回す「磁気バレル」というものを使っています。
ぎゅるーんぎゅるんしてますね。
バレルをかけ終わったアクセサリーの湯口をヤスリで削ります。
そして湯口以外の部分もヤスリで整えたあとに、再度バレルをかけます。
今度のバレルはヤスリでできた小さな傷を消す目的もあります。
表面をアンティーク調にするために、薬品を塗って表面を変色させます。
私は銀黒という薬品を使っています。シブイですね。
この銀黒というのはシルバーを黒くさせるのにも使います。
全面を黒くしたあとで金属磨き用のクロスなどを使って部分的に磨くと、いい感じにアンティーク調になります。
そのままだと時間の経過とともに表面が汚くなっていってしまうので、コーティング液に浸けて乾かします。
チェーンや金具をデザイン画通りに組み立てたら完成です。
昨日の夜、アクセサリーブランドHerbarium.の商品を池袋パルコにあるアクセサリーのセレクトショップenfemme by gondoaへ搬入に行ってきました。
白を基調にしたオシャレなショップなので、展示もスッキリとした感じでちょっと高級感が出ます。
本日14日より販売開始です。
池袋パルコの5階、フランフランの近くにあるアクセサリーセレクトショップenfemme by gondoa(アンファム・バイ・ゴンドア)にてアクセサリーブランドHerbarium.の商品の取り扱いが4/14(水)から期間限定で開始いたします。(終了日は未定です)
お近くにお立ち寄りの際は是非お越し下さい!
アクセサリーブランドのパッケージは、紙製の小箱にロゴをプリントしたり箔押ししたりするのが一般的なんですが、Herbarium.ではそれをやりたくなかったので、革を使って自分でデザインし創っています。
ただ、パッケージなのでそんなに手間をかけられません。
というわけでそれほど手間をかけずに、それでいてちょっとおしゃれなパッケージになるよう考え出したのが今のパッケージです。
ちなみに、Herbarium.のパッケージはカードケースにもなるようなサイズで作っています。
今回は、そんなカードケースにもなる革の小物入れの作り方を紹介しちゃいます。
まずは革を切ります。
まぁ当たり前ですね。
サイズは269mm×80mm
カッターナイフで簡単に切れます。
端から93mmのところで革を折り、接着します。
革がつく接着剤(木工用ボンド等)とか両面テープでもいいのですが、私はテープのりを使っています。
縫わずにカシメを使うので、その穴を開けます。
以前はポンチを木槌でガツガツ叩いて穴を開けていたのですが、最近はハンドプレス機を使っています。(1号機というなんともあれな名前がついています)
こんな感じ。
端から五ミリの位置に適当な間隔で穴を開けます。
Herbarium.のパッケージの穴は20.5mm間隔で開けています。
さて、カシメ金具の出番です。
穴にカシメ金具のオス側を差し込みます。
ここでまた1号機の出番です。
カシメ金具のメスを合わせてカシメます。(以前はこの工程も木槌でガツガツやっていました。)
こんな感じになります。
同様に全部カシメます。
ゴム紐を通す穴を開けてゴム紐を片側に通します。
そのゴム紐を通した真鍮のパイプの端をニッパーのようなものでつぶして固定します。
この時に、ゴム紐をパイプの中に入れすぎないように注意。(反対側が入らなくなっちゃいます)
ゴム紐を適当な長さに切り、反対側も同じようにパイプをつぶして固定します。
最初はこんな感じの電気用のモノで留めていたのですが、今は長い真鍮のパイプを買ってきて切って使っています。
スタンプを押して完成です。
革に押せる速乾性のブリリアンスというスタンプ台を使っています。
おまけ見つけました。
なんと!カシメ金具の不良品です!
嬉しくない…
まとめて2000個とか買うと、どうしてもこういうのが入っていたりします。
水曜にアクセサリーブランドRuelle by Herbarium.のサイトをオープンしました。
サーバーにアップしてから本格的に風邪で調子が悪くなってしまったのでお知らせが遅れてしまいました…
久々に39℃位の高熱を出し自分でもびっくり。
さて、昨日は病み上がりの体を引きずりつつモデルショットの撮影に青山の某スタジオへ行ってきました。
こんな感じの素敵なスタジオで、プロのカメラマンさん・プロのモデルさん・プロのヘアメイクさんの凄さに圧倒されないように頑張りながらも圧倒されてきました。
そして今日は、納品する商品のメンテナンスを済ませた後、リハビリも兼ね
春を感じに
ちょこっと近所をサイクリング
でもやはりまだ咳が止まりません。
アクセサリーブランドHerbarium.[ハーバリウム.]のセカンドブランドRuelle by Herbarium.の新作が完成しました。
現在発表準備中です。(サイトを作っているところ)
でも、とりあえずプレ発表がてら、作り方を紹介します。
Twitterで作り方を途中まで紹介していたのですが、ブログでは完成までまとめて書いちゃいます。
まずはワイヤー状のワックスを潰して平らにします。
ここで綺麗に潰しすぎないのがコツ。
シート状のワックスを切って作る方法もあるのですが、今回はロートアイアン(※)がモチーフなので、綺麗な平面じゃない方がリアルな雰囲気が出るのです。
そして、綺麗な曲線になるように注意しながら曲げます。
この綺麗な曲線に曲げるのがちょこっと難しいのです。
※ロートアイアンとは鍛鉄のことで、熱した鉄を叩いて潰して曲げて門扉や手すりを作るヨーロッパの伝統工芸です。
すこしずつパーツを作りながら組み上げていきます。
作っては付け、付けては作る。その繰り返しです。
この工程で注意するのはバランスです。
全体のバランスを見ながら組み合わせて完成です。
今回はネックレスなので、チェーンを付ける方法を考えないといけません。
後の写真と見比べるとわかるのですが、この後で両端にパーツを取り付けています。
業者さんにシルバーで鋳造してもらい、その原型の型をゴムでとります。
シルバーになったものをゴムに埋め込んで、硬化させた後にメスで切り開きます。
(このゴムの作り方については、また今度。)
このゴムに溶かしたワックスを流し込むと同じものが出来ます。
業者さんに真鍮で鋳造してもらったものを仕上げれば完成です。
ここまで来るのに結構時間がかかります。
早くても2週間くらいですかね。
通常は、
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デザインを考る
↓
デザイン画を描く
↓
原型を作る
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という流れなのですが、私の場合は
などの理由から、デザインを考えながら原型を作る方法をとっています。
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